活動ニュース

小さなシンポジウム「律と子規」

2018年5月26日

小さなシンポジウム「律と子規」~子規家族の介護から考える現代の介護事情

病牀の子規を24時間介護した妹律。なぜ律は献身的に兄の介護をしたのか、できたのかを子規庵役員との座談形式で進めながら、現代の介護を考える企画でした。
NPO法人シンプルライフ&ケアカウンシルの佐久間理央理事長の司会で、子規庵保存会理事の齊藤直子がコメンテーターとして参加。

病気に苦しみながらも近代俳句・短歌の革新に邁進した子規を支えた律を中心に、子規の看護と家族の生活を振り返り、当時の律の負担を現代の制度でどのように

補てんできるのか等、参加者とともに現代の介護事情を考えました。

朗読 子規随筆選集「飯待つ間」より

2018年5月25日(金)

子規庵役員とボランティアによる朗読を行いました。

お客様次第の時間を決めない朗読となりました。初めての試みですが、ご来庵者からは「良かった」の声が多く、「子規の随筆を読んでみたい」との嬉しい感想も頂きました。

これを機会に、定期的な朗読会開催を検討中です。

日程が決まりましたら当サイトでお知らせをいたしますが、子規庵のメンバーだけではなく、私も子規庵で朗読をしてみたいと思う方、是非ご参加ください。

「第2回 根岸糸瓜座」

2018年5月19日(土)

「若葉の子規庵」イベント第3弾は活弁と紙芝居でした。

残念ながら、告知が遅かったために大入り満員とはいきませんでしたが、みなさん期待しながらの開始となりました。

病床の子規が行きたかった浅草の活動写真小屋の代わりに、子規庵の病間にスクリーンを降ろし、弁士山城秀之氏による昔懐かしい紙芝居「日本百の助」に続き、バスター・キートン、チャップリンなどの無声映画の上映が行われました。

今回の特典試写は、個人が撮った8ミリライブラリーから、昭和45年ころの都電と京都市電の映像を見ていただきました。「これに乗ったことがある」とのお客様の声もあり、車両操作場の場面では大いに盛り上がりました。

今後も、第3回、第4回と続けていく予定の企画です。

個人ライブラリーにも、まだまだ興味深い昭和40年代があるとのこと、子規庵の雰囲気の中で行われる「活動写真の会」、次回上映には是非ご参加ください。

講演「陸羯南と正岡子規」

2018年5月19日(土)

「若葉の子規庵」イベント第2弾は、子規がなくなるまで生活と執筆活動を支えた新聞日本社長陸羯南の

パネル展示と公演です。

パネルは陸羯南の故の青森県近代文学館と陸羯南研究会の提供により、5月中常設展示室にて展示を行っています。

公演は、青森県で活動をされている陸羯南会の舘田勝弘会長を講師に迎え、午前と午後の2回行いました。

たくさんのお客様の前で、熱の入った舘田会長の羯南と子規の話に、お客様からも「面白かった」「よくわかった」との感想を頂きました。

午前の部には、陸羯南の曾孫さん2名もご参加いただき、保存会と陸家の交流の場ともなりました。

子規庵としても、子規の面倒を見てくれた陸羯南だけではなく、49歳で亡くなるのまでのジャーナリスト陸羯南の業績や人物にも今後はスポットをあてて行けるよう努力してまいります。

子規庵糸瓜寄席

2018年5月12日(土)

子規庵で年4回行われる糸瓜寄席を開催しました。

今回の出演は柳家はん治師匠と地元根岸林家正蔵師匠門下の林家たこ平さん。

前座をつとめる林家たこ平さんは「ちりとてちん」を熱演。

続いて柳家はん治師匠の「妻の旅行」と「粗忽長屋」の2話をご来場の皆さんで堪能させて頂きました。

寄席好きであった子規と漱石に因んで開催している糸瓜寄席ですが、子規も大満足の1時間余りとなりました。

次回の糸瓜寄席は7月14日(土)に開催します。

出演者や詳細は9月頃のホームページでお知らせします。是非、子規庵糸瓜寄席においで下さい。

「若葉の子規庵」Duo Concert

2018年5月12日(土)

今年からイベント月間として新企画が始まりました「若葉の子規庵」。

第1弾の企画は、バンドネオンとピアノによるDuo Concertでした。

仙台から出演の渡辺公章さんのバンドネオンと、昨年8月にも子規庵で演奏を行った小林萌里さんのピアノによる美しい調べが子規庵の若葉の小園に響き、ご来場のお客様も大満足のコンサートとなりました。

大音量の音楽は子規庵では無理ですが、子規庵からの色々な音楽文化発信を歓迎します。

子規庵で演奏がしてみたいとのご希望のある方、ご相談下さい。