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外壁調査解体工事

瓦撤去も終わり、土蔵の土壁全体の損傷の様子が確認できるようになりました。

平成30年のトタン外壁内部調査の際に、雨漏りによる土壁崩壊が確認された箇所です。

基本的には、この損傷部分を中心に修復工事を行う計画ですが、土壁内部の竹小舞や柱の一部を露出させて現況調査をしたところ、予想以上に劣化や腐食が進んでいる可能性が出てきました。

そこで、東西南北4面の土壁が耐力を維持できる状態かの確認をする為に、竹小舞のあたりまで少しずつ解体しながら確認していくことにいたしました。

東側壁面

北側壁面

西側壁面

南側壁面

正面扉

調査解体の結果、東西南北の竹小舞の腐食や土壁自体の劣化も激しく、このままでは修復をしても将来的に土蔵としての機能を維持できる耐力はないことが判明しました。

更に、当初から補強予定であった南側柱の腐食より、西側の柱4本の腐食と劣化が激しく、この内2本は補修ではなく交換が必要との結論となりました。